山の人、海の人になる。

夜明け前１時間前になったので、一旦ベース基地の爆煙号に戻りジギングの準備にとりかかります。いつもなら朝まで粘ってそのまま突入なのですが、意外にもあっさりイカが釣れてくれたので心にもちょっぴり余裕が出来ていました（笑）。今回使うピンテールチューンの針先が前から気になってたのでチェックしてみると、かなり、というかめちゃくちゃ鈍くなっていました。まだ２，３、回しか使ってないはずなのですが、サーフで使うと底にガンガンあたるのでその分針先が甘くなるのが早いのでしょうか。新品に交換してジグの準備もＯＫ。今回使うタックルは豪快にも３つ用意しました。

　Ａ）ピンテールチューン専用　イングラムＭ８６＋バイオマスター２５００
　Ｂ）４０ｇまでのジグ用　激安シーバスロッド＋ガンプラリール（笑）
　Ｃ）６０ｇ以上用　ソルティスト１０６Ｈ＋バイオマスター８０００ＰＧ

準備が出来てもまだ真っ暗なので久しぶりにタチウオチェック。先日ワインド教に入信したのでマナティ＋ドリフトアックスでチェック開始（笑）。フルキャストして表層から探っていきますが、表層では全くアタリがありません。まわってきてないのかな？と思いつつ中層～底付近を丹念に探っていると中層で「ゴン！」、続いて「フッ」。何かがアタックしてバレました。ルアーを回収してマナティをチェックしていると見事に裂けてます。とりあえずいることが確認できたのでヤメ。でも数が少ないのか食いはかなり渋い様子でした。
だんだん明るくなってきたのでジグを投げ始めます。Ｂ）のセットで体力温存（笑）。フルキャストして底中心に攻めます。あたりをみるとジギンガーが何名もいらっしゃいます。誰かが当たったらＣ）の強力タックルで攻めようと考えていたのですが、なかなか竿が曲がりません。体力温存で振っていた竿でも疲れ始めたのでＡ）の軽量セットにチェンジ。先日シーバスをここで釣ってらっしゃった方がいたので、シーバスも来て欲しい。なんて欲張りな考えをしつつも広範囲に投げていきます。すると真っ直ぐ前に投げて底から大きくゆっくり力強くシャクった直後に「ゴン！」と強烈なアタリ。一瞬地球でも釣ったか？と思うような衝撃です。一気に走り出しますが頭の中では「鱸か？青物か？」と冷静に考え始めていました。上にあがってくる気配もないし、青物っぽい感じです。きれいに曲がったイングラムの曲線をチラチラみつつも、ランディングの準備に取り掛かります。水際まで近づいていって、時折猛スピードで右に左に走るのを、自分もそれにあわせて走っていきます。何往復かしてこちらの息があがってきた頃（早っ！）、ようやく姿が見えました。青物です。寄せ波にあわせてズリ上げようとした時、猛ダッシュで沖に突っ走り始めました。とてつもない体力と馬力です。ヒットしたはじめのあたりとは違って、かなり締めてあったドラグが「ジッ、ジジッ」と出始めました。ラインの限界まで逝きそう。切れるかも。この感覚は神戸港でトビエイを掛けてランディング寸前まで行った時と同じです（笑）。ドラグをもう少し緩めるかどうか悩んでいた時に少し勢いが落ちてきました。こちらも必死にラインを巻き取り再度岸際に追い詰めました。そしてそのまま寄せ波に乗せて自分もエビのように高速バック（笑）。ランディング無事完了。

ペット２本分を超えてますね＾＾；　でもハマチまではいかずツバチ止まり（笑）。

締めて２本目を狙いましたが反応ありません。まわりも釣れてないのでさっき締めたのを解体。再開後にもう一回Ｂ）で挑戦するもヒットしたのは、

きれいなヒトデと、


超極小ガシラ？（これ、１センチはありますよね？saku07さんの８ミリカワハギには勝てそうにありません　笑）

そうそう、解体途中にこんなのが出てきました。ベイトです。

こんなアジを食べてるんですね。お口いっぱいになると思うんですが食いしん坊さんですね（笑）。ヒットしたピンテールチューンにカラーも大きさもなんとなく似てます。

それにしても状況が渋いのか辺りを見回しても竿が曲がってません。漁船や釣り船も目の前をスルーして遠くに行ってしまいます。今日はダメな日なのかなぁ。としばらくキョロキョロ。すると遠くになんとなく見たことあるような方が・・・あっ！（笑）


ジャクソン(Jackson) ピンテールチューン９０

鱸や青物で最近すっかり頼りっぱなしのルアー。というかミノーはこれしか投げてません（笑）。ジグにきっちりアクション付けるのが苦手という方にはジグの代わりにこれ投げるのがいいと思います。筆者もその一人（笑）。